砂漠のホテルでボランティア生活が1週間終わった

ここでの生活は、毎日朝7時半に起床する。

そして8時に仕事が始まる。

まずはじめに、庭の整理をする。

落ち葉をかき集めて焚火で焼いたり、砂地をサッカー部が練習終わった後やるグラウンド整備のように整える。

そして10時ごろ日が差して暖かくなってきたころに、砂漠の地面全体に水撒きをする。(やる理由はよくわからない、どうせ聞いてもスペイン語でよくわからないだろうから訳はまだ聞いてない)

そして、11時ごろ調理場に移動して、従業員のお昼ご飯を作る作業を手伝う。

サラダの野菜を切ったり、具材のジャガイモを剥いたり玉ねぎをみじん切りにしたり、キッチンの洗い物をしたり…

それで時間にして大体5時間ほどで1日の業務は終了する。

お昼ご飯をみんなで食べたあと、敷地内のハンモックで、読書したり、ダイアンのPODCASTを聴きながらうたた寝することが最高に幸せだ。

そんなことを繰り返しながらの毎日だ。

本当は食材の在庫管理をエクセルで打ち込む業務をやるつもりだったが、
出席した会議でみんながスペイン語で怒鳴りあうように口論しているのを傍からただポカン眺めていた俺を見て、
どうやらコイツは想像以上にスペイン語が理解できないらしいぞと見限って、その難しそうな仕事は俺に振ってこなかった。
(あの時以上に会議の中身を把握できず出席していた人間は世界中見回してもまれだと思う)

水遣りや野菜切りなど、特に頭を使う作業ではないから、
必然的に、将来についての心配事をしてしまう。

特に1年後日本に帰った後の、仕事について。

チリにこのまま滞在を延長するかもしれないし、
この先何か仕事のツテが見つかるかもしれない。
1年後に日本に帰るかもまだ分からない。
金銭的な面でそもそもマジで1年いられるかもわからない。

だからそんなまだ未確定要素の多い遠い未来の心配事をしたところで、

ただ不安になって、落ち込むだけだからなるべく考えたくはないのだけど、

単純作業を長時間しているとどうしても考え込んでしまう。

正直言って、今現在、このままチリに移住するつもりは全くない。
というよりも不可能といった方がいいかもしれない。

あと1か月後にはおそらくサンティアゴに帰って、
日本料理屋で1か月の給料10万円で生活していくことになると思う。

この1年程度は、その暮らしでいいと思う。

なにせワーホリ氏に来た理由は、南米で仕事をしながら、住んでみることだったから。

だけど俺は飲食業なんて本当はやりたくないし、何のスキルもない俺の給料だって滅茶苦茶低い。
どう考えても現状、チリにこのまま定住することは難しい。

後単純な話、銭湯、焼き肉というか日本食がない世界は考えられない。

だからやっぱり日本に帰って真面目に仕事をするんだろうなと考えている。

自分がやりたい仕事は何かと考えれば、それはやっぱりスペイン語を使うことだと思う。

いまこうしてワーホリしている経験を生かした仕事があれば良いなと思っている(たいしたことはしてないけど)

だからそのためには、遠い未来の心配をするよりも、目の前のこと、

例えば玉ねぎのみじん切りを早くするよう努力したりすることにもっと真剣に取り組むべきだと思う。(これは冗談でなく本当に)

今いる状況で出来ることや、考えるべきことを地道にやっていく。

そして、日本にいながら、スペイン語圏の人たち相手に何かできるビジネスがあれば良いなと。
あとたまに年に1、2回中南米に出張なんかあっちゃったりして、、、

そういえば、昨日久々にイキケという街に行った(この1週間ホテルの敷地内から一歩も出ていなかった)

そして、久々にジャンキーなものが食いたいと思い、ピザを食べたがそれがめちゃくちゃ不味かった。

信じられますか?まずいピザのことを。

どうやったら、チーズと肉とトマトを焼いたものをパンに乗せるという工程の料理をまずくできるのでしょう。

パン生地はめちゃくちゃしょうもないパンだったし、焦げすぎてて全体的に苦かったし、具材の味もいまいちパンチがないというか、センスがないというか。

これで、炭酸水付きで2400円もした。

本当に頭が爆発しそうなくらいにむかついた。

つくづく、チリ人の味覚のセンスの無さにはあきれるばかりである。

チリ人は飼い犬のほうがいいもんを食っているのではなかろうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です