初日から若干飛ばし気味で疲れたため、2日目は全日休養日とした。
2日続けて一泊約4000円のホテルというなかなかの高額宿とあってしっかり休養することができた。
時差ボケもうまく解消できた。
4月28日はほぼ寝ているか、YouTubeを見て過ごしていたけど、
飯を食うために昼頃ホテル周辺を散策した。
スーパーやコンビニをわざわざ数件見て回って、だいたいの物価を把握するのが目的。
分かったことは
・外食はおなか一杯食べれば確実に1000円は飛ぶ。
・コーラ500mmはスーパーで買っても200円くらい。
・食材が思ったほど安くないから、自炊してもそこまで安くなさそう。
となかなかシビアな現実を目の当たりする、価格設定だった。
(チッこれじゃあすぐに破産するじゃねぇか)
たしか日本にいるときの前情報だともう少し安い感覚だったのだがおかしいな。。。
だけど少しづつ簡単な市場調査だけどチリについてわかってくる感覚が嬉しい。
Googleに聞けばなにもかもすぐに答えてくれる素晴らしい文明の利器だけど、
何でもかんでも答えを聞いて解決するのは、
ドラクエ一週目から攻略本片手にクリアするみたいで面白くないと思う。
自分の目と足で答えを探すことも楽しめればいいと思う。
多少面倒でも、時間がかかっても自分で探すことに面白さを見い出したい。
だけど何も調べずに闇雲に見知らぬ土地に突っ込むことも危険なこと。
この塩梅がめちゃくちゃ難しいけど、この点もぜひ意識してこの冒険中に実践したい。
3日目はCarolinaの大学が終わった後会う約束をしていた。
今日は大学の同級生の男、Felipeも一緒だという。
どうやら今日はチリの渋谷と呼ばれている若者に人気のスポットにある、”桃太郎”というラーメン屋に連れて行ってくれるようだ。
2日ぶりの再会と初めましてのFelipeと挨拶を交わし、”桃太郎”に向かった。
チリの渋谷を歩いているときに感じたことは、”日本”という国がチリの町中には根付いているなと思った。
いたるところに、鬼滅の刃や、ドラゴンボール、ナルト等のグッズの販売や、
寿司屋(かなり南米ナイズされた到底寿司とは呼べない代物)や
”Gohan”と表示されているメニュー(サラダとパンか米がセットになった謎の物体)
そして”桃太郎”という現代の日本人なら絶対につけないであろう不気味な名前のラーメン屋、、、と語りだしたら枚挙にいとまがない。
日本にいて、チリのことなんて正直申し訳ないけど1ミリも感じたことがなかった。
めちゃくちゃアンテナ貼っている俺でも感じないなんて本当に日本の社会にチリは溶け込んでいないのであろう。。。
ペルーやブラジルだってアンテナビンビンの俺がかすかに感じる程度であるから、
興味のない人からしたらこちらもほぼ無いに等しいだろう。
俺もそうだけど、”チリ”と言われてもなにも出てこない人がほとんどだと思う。
<なんか細長い国、サケの養殖、モアイ像、アレクシス・サンチェス、アルトゥーロ・ビダル…>
それほど日本は世界に影響がある国なんだと思う。
我が国を誇らしげに思う。
桃太郎のラーメンは普通においしかった。普通の味噌ラーメンだった。
日本で食べたら、「フン、普通だなオイ」とか悪態つくかもしれないけど、
この地で普通の味噌ラーメンというものがどれだけ偉大か。。。おいしかった。
一緒に頼んだ照り焼きチキン丼は、チキンのほうは、甘辛い照り焼きがまんま日本の味でおいしかったけど、
ご飯がまさかの酢飯だった。本当にぶち切れそうになって、机を思い切り蹴とばしてやろうと立ち上がったが、
まだ会って日も浅いチリ人友達の前で、
そんな日本の株を奈落の底までを下げるような愚かな真似はでいないと思い、
寸でのところで自制心を保った。
おなかパンパンで向かった次なる目的地はサンクリストバルの丘。
サンティアゴ 観光で調べるとかなり上位にランクインされる、サンティアゴの街並みを一望できるスポット。
だがおなかパンパンで来るような場所ではない。誓ってそう言える。
軽く高尾山はある山だ。
でも道中は楽しかった。
聞くところによると、南米人はお互いの国の言葉を聞いただけでどこの国かわかるらしく、違いを丁寧に教えてくれた。
アルゼンチンは歌うような癖のある話し方をするとか、ベネズエラ人はわりかしゆっくりなテンポで話すとか
もうちょい書くことあったけど眠いからおしまい、、、、、、、