皆さんも、歩いていて思わず駆け出してしまいたくなるような楽しい街と
それとは反対に、歩いていても心躍らずに、外出なんてせずに家でぬくぬくYouTubeでも見ていればよかったと、
後悔するような2種類の街が存在すると思う。
残念ながら、私が現在住んでいる首都サンティアゴは個人的には後者のほうと言わざるを得ない。
サンティアゴという街は、もしお時間あるのならばグーグルマップ等で是非とも見ていただきたいのだが、
巨大な要塞都市である。
ほぼほぼ丸い形に、びっしりとコンクリートが所狭しと連なっており、
人間が居住するためだけに作られたかのような、歪で息が詰まるような空間である。(住まわせてくれてありがとうございます)
おまけに西側は、この世の地獄のような美しくもまた恐れを感じるアンデス山脈が連なっており、
東側は太平洋の海から幾分距離が離れて、さらにはこれまた山が遮っている。
西側と東側両サイドを山に囲まれている盆地なため、
都市生活が生み出す、邪悪な空気が、酷い公害を生み出し、サンティアゴ上空に浮遊し続ける。
空気が最高に不味い街である。
東京だって負けず劣らずなのかもしれないけど、
一度、サンティアゴ中心地にある約900メートルあるサン・クリストバルの丘に登った時に空気の悪さを如実に感じてしまった。
さっきまでいた所と空気が全然違う!ってなりました。
東京にはまず急に高い丘などないからこの体験はなかなか貴重ではないだろうか。
おまけに自然が極端に少ない都市である
サンティアゴ内には、散歩には上記のような快適な丘がいくつかあるところは良いのだけれど、
その丘周辺くらいしか、まとまった自然はない。
それにより、人によっては魅力的に映る側面かもしれないが、
昆虫を見つけることが極めて難しい。
日本の都市部であっても、ちょっと道端で目を凝らしてみれば、
様々な種類の昆虫を見つけられることができるけれど、
サンティアゴではその楽しみ方ができない。
よくわからないが、蚊やゴキブリまでもがほとんど生息していない首都というのは、世界的に見ても稀ではないだろうか。
虫嫌いな人には理解しがたいと思うが、
逆の発想をすると、虫が生息できないほどの環境であるという考え方もできるかもしれない。
虫が生息できないほどの環境というのが、どれだけ人体にデメリットがあるのか具体的に述べよといわれても、
分からないけれど、なんらかのデメリットはやはりあるのではないかと私なんかは勘ぐってしまうのだけれど、
皆さんはどうお考えだろうか?
また、観光スポットというのも全然ない。
正直もし仮に、万が一つ日本から友人がサンティアゴにやってきてくれたとしても、
自信をもって連れ出していけるようなスポットは、見いだせない。
俺が現在住んでいる地域は比較的治安が良い場所なので、
街自体もそこまで汚くないのだけれど、俺の家から15分も歩いてみれば、
途端に町全体が埃っぽくなり、町全体も薄汚く、(なにせ人が住みすぎているから)
あまり歩いていても気持ちのいい感じはしない。
また、家々もどこも似たり寄ったりというか、どこを歩いてもさして変化がないように思う。
友人も少なく、仕事の休みの日には、何もすることがなくなってしまう俺は、
家にいてもだらけてしまうので、自らの尻を叩いて頑張って、特に目的もないのに
外に出るのだが、あまり楽しい散歩の思いではない。
しいて言えば、東京などの街を歩いているときに、たまに富士山が綺麗に望めるスポットに出くわすことがあるだろう。
サンティアゴでも、まあ正直富士山なんかよりも断然見つけやすいのだが、
アンデス山脈を望める綺麗なスポットに出くわすと、
嬉しい気持ちになる。
屋台やレストランなんかも散歩中に出くわすと、ワクチンするのだけれど、
正直もうチリの飯にはびた一文も期待してない。
ただ今日、市場の屋台で売っていたマンゴーは美味しかった。
衝撃だったのは、
絞ったレモン(まあ分かる)塩(スイカか!)醤油(いやいらん!)コンソメ(ホンマに?)唐辛子(悪夢だ)の
五種類を調味料として、足されたことだった。
俺が苦虫を嚙み潰したような顔をしていたからなのか、慌てて旨いから安心しろって余計な心配をかけさせてしまった。
でも味はマンゴーはあまり甘くなく、でもそれが逆に塩などの塩分とうまくマッチして、
サラダ感覚で案外美味しかった。
この年になるともう大抵の味の組み合わせは予想できるようになってきているからなのか、
食べてみてびっくりすることはあまり無いけれど、この一品は想像できない味だったので、楽しかった。
なんだまだまだチリ探訪も捨てたもんじゃないじゃん!
街並みって大事ですね。
僕は自然が好きなので静岡から離れ難いです。
お金と時間(≒どこでも働けて稼げる能力)があれば、家族と毎日自然と触れ合いながら、ゆっくりのびのびと過ごしていきたいです。
帰国楽しみに待ってます!
↓ワクチンの誤字ちょっと笑いました(^ν^)
屋台やレストランなんかも散歩中に出くわすと、ワクチンするのだけれど、
『お金と時間(≒どこでも働けて稼げる能力)があれば、家族と毎日自然と触れ合いながら、ゆっくりのびのびと過ごしていきたいです。』
私はそのような考えを今いる遠い地で生活していなければ決して思いつかなかったから、素晴らしい意見だと思います。
確かにおっしゃる通りあの街並みは忘れがたい。あの生活がどれほど恵まれていたのか、正直あの当時もあの場所は素晴らしいと思っていましたが、
この地で生活していてさらに実感しています。
ワクチンに関してはわざとという事にしておいてください(笑)
チリはパン消費国第2位らしいです。
人が並んでるパン屋さんのパンは美味しかったです。
エンパナーダ、また食べたい!!