その国の飯のレベルを測るのって難しい

海外で旅行したり、生活している人がする話題の1つに、【その国のご飯の質】についてがあると思う。

インスタやYouTubeでも、あの国は美味しいとかあの国は不味いとか、

好き勝手言って、さも自分の意見が正しいかのような、

さもその国の料理、はたまた文化までも網羅したかのように、不特定多数に発信しているような者が多いように思う。

ただ俺はこの話題は人それぞれ意見が違っていて、定義するのはかなり難しい問題だと思う。

はっきり言って食の好みなんて人それぞれだし、

同じ国でも、意見している人が皆、食べている料理が全て同じなんてことはないだろうし、

色々な意見があって当然だと俺は思う。

まず大体が、【ご飯の質】って具体的にどのような意味合いが含まれているのだろうか?

その国で生活している人々が普段食べている食べ物だろうか?

その国のレストランのレベルの話だろうか?

レストランだとしても、安い大衆食堂から超高級レストランまでピンキリである。

それともその国のスーパーや市場で売っている、食材や、調味料の質だろうか?

いやいや、その国の伝統料理の質だろうか?

これらすべてが合わさって、【その国の飯の質】という事になるのではないだろうか?

例えば、飯が不味いでおなじみの国、イギリス。

俺はイギリスには行ったことがないので、なにも言える立場ではないのだが

イギリスの食文化や歴史を調べてみると、確かに不味そうだ。

よく、イギリス料理が不味いという話題の際に、その反対意見として、

「フィッシュアンドチップスは美味しいから」なんていう人が現れるけど、

俺は、「いやだから不味いんじゃないの?」とおもってしまう。

魚と芋を揚げたらそれはうまいに決まっているのではないか…?

そんな料理を名物料理なんて言わないでほしい。と思ってしまう。

あとは、「インドの移民が多いから、最近はカレーやその他の移民レストランが増えて美味しいよ」とか

「高級レストランは美味しいよ」とか

いやそりゃそうだろ!

インド人の作るカレーはうまいに決まってるし、高級レストランは高級なんだからうまいに決まってるだろ!

ご飯がおいしい国、不味い国、その定義づけはなかなかに難しいと感じてしまう。

ちなみに俺はオーストラリア、中国、台湾、タイ、ロシア、ブラジル、アルゼンチン、そして今住んでいるチリ、と

何か国か旅をしてきたけれど、

世界で一番飯がおいしい国は、俺にとって間違いなく日本である。

理由はいくつかあるが、1つ言わせてもらうと、

「うまぁ~」とため息が出ることが、例えば王将の天津飯を食べたり、

ちょっと高めのお寿司屋さん(寿司勘)でなめろう食べたり、

自炊で、クックドゥで適当に作る回鍋肉を食べたりと、随所にある。

しかし海外でその経験は俺にはない。

唯一あるとすれば、タイの道端で売っていた安いマンゴーを食べた時くらいか。

俺の基準では、安い地元民が通うような食堂で頼む料理の質という事が重要な要素となるのだが、

中国や台湾、ロシアもその辺の安い食堂で適当に飯を頼んでも、それなりに美味しかったからまあまあ質が高い。

タイは美食の国と知られているらしく、日本で食うタイ料理はもちろん美味しいのだが、

現地の飯は正直俺の口には合わなかった。

ブラジル、アルゼンチンも比較的美味しい国と言われているようだけど、

ブラジルは豆料理が主で、アルゼンチンも牛肉の質はピカイチだけど、全体的に大雑把で、まあ普通。

オーストラリアは不味い。

といったところだろうか。

だけどこの意見だって、人それぞれ全然違うに決まっていると思うし、

もっと高級レストランや有名店で食べれば意見は変わっているだろう。

俺の意見について、どうか皆さん目くじらを立てないでほしい。

ただの貧乏旅行者男の数少ない経験を尊重してほしい。

チリの食文化についてはまた今度記せればと思う。

なにせ思うことが多すぎて、頭がはちきれそうだから。

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